国語・日本語

国語・日本語の知識アップデート一覧

読み方、言葉の意味、慣用表現、文法・規範の変化など、昔と今で変わった日本語の知識一覧。

収録件数: 27 件
定義・慣習 読み・異読

「生殺与奪」の読み方(「せいさつよだつ」と「せいさいよだつ」異読実例)

昔(明治〜現代)
「生殺与奪」の標準的読み方は「せいさつよだつ」であり、「せいさいよだつ」は単なる現代人の勘違い・誤…
↓
今
標準的・規範的読み方は「せいさつよだつ」であるものの、明治・昭和期の過去の出版物や辞書ルビに「せい…
教科書が変わった 読み・慣用読み

「重複」の読み方「ちょうふく」から「じゅうふく」慣用読み定着へ

昔(昭和〜平成初期)
「重複」の正しい読み方は「ちょうふく」のみであり、「じゅうふく」と読むのは間違い・誤読と学校教育で…
↓
今
「ちょうふく」が本来の伝統的読み方であるが、現在では「じゅうふく」も文化庁世論調査や主要国語辞典で…
より正確になった 読み・慣用読み

「早急」の読み方「さっきゅう」と「そうきゅう」の慣用化

昔(昭和〜平成)
「早急」は「さっきゅう」と読むのが本来の正しい読みであり、「そうきゅう」は俗読・誤用とされた。
↓
今
伝統的な書き言葉・放送用語では「さっきゅう」が優先されるものの、「そうきゅう」も広く定着し、国語辞…
定義・慣習 読み・慣用読み

「貼付」の読み方「ちょうふ」から「てんぷ」への受容

昔(昭和〜平成)
切手や写真などを「はりつける」意味の「貼付」は「ちょうふ」と読むのが正しく、「てんぷ(添付と混同)…
↓
今
医学・薬学用語(「貼付剤:ちょうふざい」)では「ちょうふ」が厳密に使われる一方、公的書類手続き・一…
より正確になった 意味変化

「確信犯」の意味「政治的・宗教的信念に基づく犯罪」から「悪いと知って行う行為」へ

昔(明治〜平成)
「確信犯」は「悪いことだと分かっていながら意図的に行う犯罪(いたずらや既成事実作り)」という意味で…
↓
今
刑法学・国語上の本来の意味は「本人が道徳的・政治的・宗教的に『正しい行為だ』と確信して行う犯罪(思…
より正確になった 意味変化

「敷居が高い」の意味「不義理・不都合があって行きにくい」の誤解

昔(明治〜平成)
「敷居が高い」は「高級すぎたり敷居が立派すぎて自分には入るハードルが高い」という意味だと広く解釈さ…
↓
今
本来の意味は「相手に不義理や借り・申し訳ないことがあって、その人の家に行きにくいこと」。現在では文…
より正確になった 意味変化

「煮詰まる」の意味「議論が出つくして結論直前」から「行き詰まる」へ

昔(明治〜現代)
「会議が煮詰まった」を「議論が行き詰まってアイデアが出なくなった・万策尽きた」という意味で誤用され…
↓
今
本来の意味は料理で鍋が煮詰まるように「議論が十分になされ、いよいよ結論が出る段階に達したこと」。肯…
見直された 用法・文法変化

「全然+肯定(全然大丈夫)」は最近の誤用説から歴史的用法の再評価へ

昔(明治〜戦後)
「全然」は打ち消しの言葉(全然〜ない)を伴うのが絶対的なルールであり、「全然いい」「全然大丈夫」と…
↓
今
明治〜昭和初期(夏目漱石『坊っちゃん』や芥川龍之介の作品等)では「全然+肯定(すっかり・全く)」の…
見直された 用法・文法変化

「ら抜き言葉(見れる・来れる)」乱れ説から動詞体系の合理的進化へ

昔(昭和〜平成)
「見れる」「食べれる」「来れる」などの「ら抜き言葉」は、単なる言葉の乱れ・無知による文法エラーとさ…
↓
今
受身(〜される)・自発・尊敬と「可能(〜できる)」を明示的に区別するための日本語動詞体系の合理的変…
教科書が変わった 用法・敬語表現

「とんでもございません」の規範変化(二重敬語・形容詞一語論の緩和)

昔(昭和〜平成初期)
「とんでもない」で一目盛り(一語の形容詞)であるため「ない」だけを「ございません」に置き換えた「と…
↓
今
文化庁「敬語の指針(2007年)」において、相手の褒め言葉を恐縮して打ち消す社交表現として「とんで…
否定された 慣用句・ことわざ

「情けは人のためならず」の意味「人に親切にすれば巡り巡って自分に返る」

昔(明治〜現代)
「情けは人のためにならない(人を甘やかすと本人のためにならないから情けをかけるな)」という意味だと…
↓
今
本来の意味は「人に情け(親切)をかけておけば、巡り巡って自分にもよい報いが返ってくるので、親切にし…
否定された 慣用句

「流れに棹さす」の意味「勢いに乗って進む」から「邪魔をする」への誤解

昔(明治〜現代)
「流れに棹さす」を「川の流れに棒を突き立てて進行を妨げる(邪魔をする・流される)」という意味だと誤…
↓
今
本来の意味は「舟の流れに棹(さお)をさして勢いを進め、いっそう好都合に進むこと(波に乗る)」。否定…
より正確になった 意味変化・仏教用語

「他力本願」の意味「他人任せ・他人をあてにする」の仏教的再確認

昔(明治〜現代)
「他力本願」を「自分では努力せず、他人や運に任せて怠けること」という意味で批判的日常語として常用し…
↓
今
浄土真宗等の本来の意味は「自力の修行ではなく、阿弥陀仏の慈悲の願力(他力)によって救済されること」…
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