医学・健康

医学・健康の知識アップデート一覧

ピロリ菌、コレステロール、熱中症対策、創傷処置など医学会ガイドラインに基づく健康常識一覧。

収録件数: 31 件
俗説だった 医学・健康科学

あるある大事典「納豆ダイエット」データ捏造事件

昔(20世紀)
テレビで「納豆を食べるとDHEAが増えて激ヤセする」と大ブームになり売り切れた。
↓
今
番組の外国人教授のコメントは完全な捏造字幕であり、実験データ・写真も改ざんされたニセ科学情報であっ…
俗説だった 医学・健康科学

「魚や肉の焦げを食べるとガンになる」説

昔(20世紀)
魚や肉の焦げを食べると即座にガン(悪性腫瘍)になるため原則に食べてはいけないと教えられた。
↓
今
焦げに含まれるヘテロサイクリックアミン等の発がん物質は極めて微量であり、日常的に食べる程度の焦げ量…
より正確になった 医学・健康科学

「傷口は消毒して乾燥させてカサブタを作る」説

昔(20世紀)
怪我をした傷口は赤チンや消毒液で消毒し、乾燥させてカサブタを作るのが正しい処置。
↓
今
消毒液は傷を治す細胞も傷つけるため、水道水で洗い流し、傷口を乾かさず体液で満たす「湿潤療法」が綺麗…
より正確になった 医学・健康科学

「筋トレ後の超回復は絶対に48時間」説

昔(20世紀)
筋トレ後の筋肥大(超回復)には原則に48時間の休養が必要であり、毎日同じ部位を鍛えるのは無意味とさ…
↓
今
48〜72時間はあくまで目安であり、運動強度・部位・個人差・タンパク質摂取状況によって回復速度は異…
教科書が変わった 医学・健康科学

「コレステロール値は低ければ低いほど良い」説

昔(20世紀)
コレステロールは健康の敵であり、数値は低ければ低いほど健康長寿に良いと一律に指導された。
↓
今
コレステロールは細胞膜やホルモンの必須原料であり、極端な低値はかえって免疫低下や血管脆弱化を招く。…
現在も議論中 医学・健康科学

「朝食抜き=体に悪い」から「16時間ファスティング」へ

昔(20世紀)
16時間ファスティング(オートファジー減量法)はどんな人にとっても有効な手段の一つな健康法であり、…
↓
今
オートファジー活性化や体重減少のメカニズムは細胞・動物実験および一部短期試験で確認されているものの…
より正確になった 医学・健康科学

「平熱は36.5℃」「37.0℃は微熱」の誤解

昔(20世紀)
日本人の平熱は一律「36.5℃」であり、37.0℃を超えたらすべて微熱・病気であると単純に判定され…
↓
今
健康な人の平熱は36.0℃〜37.2℃の範囲に個人差があり、時間帯・測定部位・年齢によって変動する…
教科書が変わった 医学・健康科学

正常血圧の基準と「年齢+90」俗説の改定

昔(20世紀)
正常血圧の上限は「自分の年齢+90」まで大丈夫という俗説や、一律高めの基準が容認されていた。
↓
今
日本高血圧学会のガイドラインでは、脳心血管病予防のため「120/80 mmHg未満」を正常血圧と定…
より正確になった 医学・健康科学

食べたものが消化・排出されるまでの時間と食後運動

昔(20世紀)
「食べたものは胃ですぐ消化されて数時間で無くなる」「食後は消化のため30分〜1時間は原則として動か…
↓
今
食べものが完全に消化・排出されるまで全体で約24〜48時間かかる(胃で2〜4時間、小腸で4〜8時間…
より正確になった 医学・健康科学

「高齢者も毎日8時間睡眠が必要」の誤解

昔(20世紀)
高齢者であっても若者と同じく毎日原則に8時間の睡眠をとらなければ健康を損なうと教えられた。
↓
今
加齢に伴い生理的睡眠時間は短くなり、60歳以上では6時間程度の睡眠が自然である。無理に長時間の布団…
教科書が変わった 医学・健康科学

高齢者の「粗食・肉控え」から「タンパク質積極摂取」へ

昔(20世紀)
高齢者は生活習慣病を防ぐため、肉類を避け野菜中心のあっさりした粗食にするのが一番健康的と信じられた。
↓
今
高齢期においては生活習慣病予防よりも筋肉量衰退(サルコペニア)や身体機能低下(フレイル)の防止が優…
より正確になった 医学・健康科学

「健康のために1日1万歩」の再評価

昔(20世紀)
健康促進や万病予防のためには「1日1万歩」を歩くことが原則的なゴールとされた。
↓
今
1万歩は1965年の万歩計発売時のマーケティング活動に由来し、現在の疫学研究(青柳幸利らの中之条研…
教科書が変わった 医学・健康科学

高齢者のエアコン使用と「暑さ感覚」の低下

昔(20世紀)
冷房(エアコン)は体に良くないので、高齢者は我慢して扇風機や自然の風で過ごすのが健康的と推奨された。
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今
加齢により皮膚の温度感覚や喉の渇きを感じる機能が低下するため、室内での熱中症死亡率が極めて高い。夏…
より正確になった 医学・健康科学

「風邪のときのお風呂は絶対ダメ」の誤解

昔(20世紀)
「風邪を引いている時に入浴すると悪化するから原則として入ってはいけない」と強く言われていた。
↓
今
昔はお風呂場が寒く湯冷めしやすかったため。現代の温かい住環境では、高熱や激しい倦怠感がなければ、ぬ…
より正確になった 医学・健康科学

水分補給「喉が渇いてから飲む」の誤解

昔(20世紀)
水分補給は「喉が渇いたと感じてから飲めば十分」と考えられていた。
↓
今
喉の渇きを感じた時点ですでに体内の水分が減少しており、特に高齢者は口渇感が鈍化しているため、渇きを…
俗説だった 心理学・脳科学

「左脳型・右脳型人間」性格・思考タイプの俗説否定

昔(1970年代〜平成)
論理的な人は「左脳型」、直感的なアーティストは「右脳型」として脳の左右どちらを優先的に使うかで性格…
↓
今
脳機能局在はあるものの、複雑な思考や創造的作業では両半球が常に密接に連携しており、個人が「左脳派」…
俗説だった 心理学・脳科学

「モーツァルトの曲を聴くと頭が良くなる」説の再検証

昔(1990年代)
モーツァルトのクラシック音楽を聴くだけで脳のIQや認知能力全般が永続的に向上すると信じられた。
↓
今
音楽を聴いた直後の時空間認知がごく一時的に僅かに向上する(覚醒・気分向上効果)に過ぎず、IQや知能…
教科書が変わった 医学・細菌学

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因「ストレス・胃酸過多」から「ピロリ菌」へ

昔(昭和〜平成初期)
胃の中は強酸性(pH1〜2)であるため無菌であり、胃潰瘍はストレスや過度の胃酸分泌・不摂生が主原因…
↓
今
ヘリコバクター・ピロリ菌がウレアーゼ酵素で強酸を中和して胃粘膜に生息し、慢性胃炎や胃潰瘍・胃がんの…
より正確になった 解剖学・免疫学

「虫垂(盲腸)は完全な無用器官・進化の退化物」説の再評価

昔(明治〜平成)
虫垂は草食時代の盲腸の名残であり、人間にとっては炎症(虫垂炎)を起こすだけの無用な退化器官と教えら…
↓
今
虫垂は腸内細菌の安全な保管庫(リザーバー)であり、腹瀉や腸内環境悪化時に有用な善玉菌を再供給する重…
教科書が変わった 小児科学・アレルギー学

アレルギー予防「乳幼児への特定食品遅延導入」から「早期摂取」へ

昔(2000年代前半まで)
食物アレルギーを防ぐため、ピーナッツや卵などのアレルゲン性の高い食品は3歳頃まで摂取を遅らせるべき…
↓
今
乳児期(生後4〜11ヶ月頃)から微量のピーナッツや卵を早期導入した方が、かえってアレルギー発症率を…
教科書が変わった 医学史・薬学

感染症「不治の病・自然治癒頼み」から「抗生物質(ペニシリン)」の時代へ

昔(20世紀前半まで)
細菌感染症(肺炎や創傷感染)にかかった場合、消毒以外に体内から病原菌を直接殺菌する安全な医薬品は存…
↓
今
アレクサンダー・フレミングが青カビから分泌される抗菌物質「ペニシリン」を偶然発見し、フローリーとチ…
教科書が変わった 医学史・栄養学

日本の国民病「脚気(かっけ)=感染症説」から「ビタミンB1不足」の解明へ

昔(明治〜大正)
明治〜大正期の日本では、脚気は細菌やウイルスによる「脚気菌感染症」であると陸軍軍医(森鴎外ら)を中…
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今
高木兼寛の海軍食糧改善(洋食・麦飯化)と鈴木梅太郎による米ぬかエキス「オリザニン(ビタミンB1)」…
教科書が変わった 細菌学・感染症

狂犬病「発症後致死率100%の絶望」から「パスツールのワクチン」開発へ

昔(19世紀後半まで)
狂犬病ウイルスに感染・発症した場合、当時の医学では回復させる手段が一切なく致死率100%の不治の病…
↓
今
ルイ・パスツールが弱毒化した狂犬病ウイルスワクチンを開発し、噛まれた少年(ジョゼフ・マイスター)へ…
教科書が変わった 公衆衛生・感染症

小児まひ「ポリオ」の恐れから「ソーク・セービンワクチン」による根絶へ

昔(20世紀前半)
ポリオ(急性灰白髄炎)は夏ごとに流行し、何万人もの子どもたちの足麻痺や人工呼吸器(鉄ののど)生活を…
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今
ジョナス・ソーク(不活化ワクチン)とアルバート・セービン(生ワクチン)の開発・普及により、世界ポリ…
教科書が変わった 応急手当・救急医学

異物誤嚥の応急手当「むやみに背中を叩く」から「背部叩打法・ハイムリック法」へ

昔(昭和〜平成初期)
餅や食べ物が喉に詰まった際、体を起こした姿勢のまま力任せに背中の中央を叩く(かえって異物を奥へ落と…
↓
今
うつ伏せまたは前傾姿勢にさせて掌根で肩甲骨の間を叩く「背部叩打法(はいぶこうだほう)」や、みぞおち…
教科書が変わった スポーツ医学・整形外科

打撲・捻挫の急性期処置「RICE処置(冷やして安静)」から「PEACE & LOVE」へ

昔(1978年〜2019年)
捻挫や肉離れを起こした直後は、ひたすらアイシング(氷冷)し消炎鎮痛剤を飲んで長期間安静(RICE処…
↓
今
過度なアイシングや抗炎症薬の連続使用は組織の自然修復(炎症反応)を遅らせる。現在では初期保護(PE…
教科書が変わった 臨床医学・看護学

病気・手術後「絶対安静第一」から「早期離床・早期リハビリテーション」へ

昔(昭和時代まで)
手術後や脳卒中・心筋梗塞の後は、ベッドの上で数週間じっと動かず「絶対安静」を保つことが回復への最良…
↓
今
長期安静(廃用症候群)は筋力低下・深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)・認知機能低下を招く。現…
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