西田昌司議員の陰謀思想が手に負えない件

西田昌司議員の陰謀思想が手に負えない件

 冷静に歴史誤認している西田議員は手に負えない件です。

「善を助けるのは当然で、悪を徹底的に懲らしめるという話になる。これこそ物事の本質を見誤ってしまう根本的な間違い」

 西田議員が暴漢に襲われている時、助けると「物事の本質を見誤ってしまう」ので助けなくて良いそうです。

「世の中には光も影もあるということ」

 戦争が起きた背景を探れと主張していると思われます。ただそれは戦争が終わった後に反省・分析することです。襲われている時に反省・分析していたらバカです。

「(日本は朝鮮半島や満州を)取るためでなく尽くしている」

 尽くしているだけなのになぜ満洲に入植者を増やそうとしたのですか?そこに当時の日本の希望となる資源があったからですよ。当時の日本人の証言にも明らかです。

「盧溝橋事件の発端は共産党軍によるものが事実といわれている」

 どの史料を基に述べていますか?まさか根拠は馬渕氏ではないですよね?

「蒋介石も日本も関東軍も戦争するつもりない」

「蒋介石日記」を読んだ人であれば、「蒋介石は日本と戦争するつもりがなかった」なんてウソつきでないと言えません。そもそも毛沢東が中華ソビエト共和国臨時政府を樹立する前から、排外排日で蜂起した上海市民から居留民を保護する目的で山東省へ出兵した日本軍と蒋介石軍との抗争があり、1928年の済南事件へと拡大しています。また関東軍の戦争意欲も武藤章陸軍中将、田中新一陸軍中将らによる「対支一撃論」を知ってか知らずか、本当に都合の良い伝聞だけを元に主観的に述べています。

「(ウクライナは)ミンスク合意を破ってロシア人居住区の虐殺を始めたのが今回の戦争の発端」

 これも言い切っていますが、その根拠は馬渕氏ではないですよね?

「アメリカが小さい国を応援して大きい国を潰すために武器援助している」

 ゼレンスキーが武器の援助を呼びかけているのも演技で、蒋介石が国連やアメリカに助けを訴えたのも演技だというのであれば、もう信じればいいです。

「ウクライナが武器をテロ組織に売っている」

 政治家としてこの発言は重いです。

 仮に今ロシアが行っている戦犯行動を直視せず全てウソと認識していたとしても、先の戦争を例に出すなら少なくともロシアと日本の資源量差、帝国主義時代と現代の言動と立場(ロシアは国連常任理事国、当時の日本は国連脱退済み)を同等に比較していることに違和感を認められないのなら感覚がずれているといわざるを得ません。西田氏が最後に述べた「これはすべて事実に基づいて話している」—危険な言葉ですが大丈夫ですか?西田議員には経済だけを語って頂きたい。傍から見れば経済だけでも十分異端論者、社会や歴史認識もヤバイと見られたら単なるトンデモ政治家です。

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