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NHK、東洋経済オンライン、厚生労働省、Google AIなどの公表データから他では見られない串刺しのグラフを作成しています。
新型コロナウイルス感染者発表数と死者数の日別推移
感染者発表数と死者発表数の日別推移です。過去3回の例では全て感染者数の増加ピーク直前に緊急事態宣言が出されていることがわかります。これを緊急事態宣言の効果とみるかで争点となっています。下のグラフは前週同曜日からの増減率です。未だ減少傾向にあります。
新型コロナウイルス月別の発表感染者数と死亡率の推移
月別の感染者数と死亡率の推移では、2020年2月に確認されて以来、8月の死亡率が最も低くなりました。これはワクチン接種比率の上昇や、8月の感染者に若者が多いことが原因と思われます。
季節性インフルエンザと新型コロナインフルエンザの陽性者報告数の推移
季節性インフルエンザの報告者数と新型コロナインフルエンザの陽性者報告数を合わせたグラフです。季節性インフルエンザは2019年末に急減し、直後に新型コロナインフルエンザが流行します。(参考:厚生労働省、NHK)
肺炎と主要感染症による死者総数の年推移
新型コロナ感染症対策により、2020年は高い公衆衛生を求められた結果、感染症による死者数も顕著な減少が見られました。上のグラフは主要感染症による死者総数、下は肺炎と新型インフルエンザウイルスによる死者数の推移です。(参考:厚生労働省人口動態調査)
王子総合病院によると、肺炎の原因菌としてインフルエンザウイルスの占める割合は18.5%を占めるそうです。それを踏まえると、毎年肺炎により12万人前後の死者を出していた12年~16年にかけて、インフルエンザウイルスが間接的な死因となる死者数は2万人を超えていたことになります。これは1日あたり60人の死者が出ていた計算になります。
厚労省人口動態調査と国立社会・人口問題研究所のデータの参考に作成した例年のインフルエンザ死者数と2020年の新型コロナウィルス感染症による死者数を年齢別に比較したグラフ。変異ウィルスが報じられる前に若年層に対する弱毒性が確認されましたが、統計では90歳以上の死者数も例年のインフルエンザ死者数より半数以下と少ないことがわかります。単に治療側の注意の問題か、あるいは特定の年代に強い毒性を発揮するのか調べる必要があります。
都道府県別の感染者数と対人口比
三大都市圏、地方中枢都市、ベッドタウン、観光地、外国人就業者の多い地方に新型コロナウイルス感染者は集中しています。下図は左から累計感染者、対人口比、人口の順で都道府県を並べ替えています。
新型コロナウイルスの性別年代別陽性者数
新型コロナウイルス感染症の性別世代別陽性者数と死亡者数(1月6日時点と8月25日時点)です。性別にみると女性よりも男性の方が感染者数が多く、50代、60代の死亡率に至っては88%、81%と男性が非常に高い傾向にあります。人口動態統計による2019年時点の日本の男女人口比では4.9:5.1で女性がやや多いですが、若い年代ほど男性比率が高いためだと推測できます。男性の死亡者数が多い要因としては、女性より肥満傾向・基礎疾患持ち・喫煙者が多いことなどが考えられます。
陽性者数
死亡率
Google AIによる新型コロナ予測と実際の感染者発表数(NHK)の推移
Google AIによる新型コロナウイルスの予想感染者数と実際の感染者発表数の差異を比較できるグラフです。
年齢別性別失業率
新型コロナウイルスパンデミックに伴う人流の抑制や緊急事態宣言によって、経済へも悪影響を及ぼしています。日本は世界に比べて失業率はそれほど悪化していないものの、自殺者数が多い60歳以上男性の失業率の上昇は懸念しなければならない問題です。
参考リンク
厚生労働省 – データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-
厚生労働省 – 新型コロナワクチンの副反応疑い報告について
NHK – 特設サイト新型コロナウイルス
東洋経済オンライン – 新型コロナウイルス
ワクチン副反応データベース
日本経済新聞 – チャートで見る日本の接種状況 コロナワクチン