この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。
プログレッシブな政策を推し進める民主党と親和する主要メディアや、左派運動の資金源となる組織など、トランプ前大統領を貶めた影響力の大きいアンチトランプ勢力をまとめてみました。米国の主要メディアはトランプ氏が大統領になる前からすでに彼の弾劾について取り上げるほど、執拗に攻撃をし続けました。
結果的に一団となってトランプ前大統領を攻撃しているように見えますが、組織、団体それぞれの思惑は異なると推測されます。
第一に、現代のアメリカ社会において黒人差別の問題は非常に大きな要素となっています。米哲学者ジョン・ロールズ氏の影響もあり、エリートやエスタブリッシュメントを中心に行き過ぎた格差是正を「善」とする風潮となる中で、トランプ前大統領が現れました。トランプ前大統領はこの風潮を好ましく思わなかったため、まずこれに反発して①資本家やエリート、エスタブリッシュメントが慈悲、慈善を強調する意味で攻撃し、②同時にトランプの発言を差別問題に転化し政治利用することで利益を得ようとする政治集団および組織が急増しました。
また法と秩序を守らない中国に対してもトランプ氏は大々的に攻撃。しかしアメリカ経済に浸透している中国マネーの影響は大きく、③すでに懇意にしている中国との経済関係を固持したい米企業の反発、さらには④今後ビッグデータを持つ中国に近づきさらなる巨大な利益の獲得を目論むグローバル企業もアンチトランプとなり、トランプ包囲網が形成されていきました。