「最低賃金の引上げは必ず雇用を減少させる」理論から実証的再評価へ
最低賃金と雇用に関する労働経済学的アップデート。
📜 昔の理解・旧説 (昭和〜平成初期)
完全競争市場モデルに従い、最低賃金を引き上げると人件費高騰により事業主が雇用を削減するため、低所得者の雇用が必ず減少すると習った。
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UPDATE
✨ 現在の理解・最新説 (2021年〜)
労働市場には買手独占(Monopsony)的側面や離職率低下・生産性向上効果があり、引き上げ幅が適切であれば失業率への負の影響は極めて軽微、あるいは逆のプラス効果をもたらすことが実証。
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なぜ理解が変わったのか?(研究・発見の経緯)
デビッド・カードとアラン・クルーガーによるファーストフード店自然実験(1994年)および2021年ノーベル経済学賞受賞。
⏳ 変遷のタイムライン
1994年
Card & Kruegerがニュージャージー州とペンシルベニア州の最低賃金改定自然実験論文を発表。
2021年
デビッド・カードが労働経済学への実証的貢献でノーベル経済学賞を受賞。