54
Xe
キセノン
Xenon
希ガス
キセノンは原子番号54の希ガス元素で、無色・無臭の不活性気体です。 最初に化合物が合成された希ガスであり、「不活性ガス」の概念を覆しました。 イオンエンジンの推進剤として人工衛星や深宇宙探査機に使用されています。 医療分野では理想的な吸入麻酔薬として注目されており、 HIDヘッドライト(キセノンライト)の放電ガスとしても広く使われています。
原子量
131.29u
融点
-111.8°C
沸点
-108.1°C
密度
5.89g/L
発見年
1898年
電子配置
[Kr] 4d¹⁰ 5s² 5p⁶
📸 ギャラリー
イオンエンジン
宇宙推進 - はやぶさ2のイオンエンジン燃料。
HIDライト
キセノンヘッドライト - 白く明るい自動車照明。
麻酔
吸入麻酔 - 副作用が少ない理想的な麻酔薬。
🔧 主な用途
🚀 イオンエンジン
人工衛星・探査機の推進剤。はやぶさ2、スターリンク衛星に。
💡 放電ランプ
HIDヘッドライト、映写機、ストロボフラッシュに。
🏥 吸入麻酔
副作用・環境負荷が少ない理想的麻酔薬。高価だが優秀。
🔬 半導体製造
プラズマエッチングガス。EUVリソグラフィにも関与。
🔬 製造方法
1
液体空気の分留
空気を液化・分留してクリプトン・キセノン混合物を得る。さらに精密分留と吸着精製で高純度キセノンを分離。大気中濃度0.087ppmと極めて希少。
2
核分裂生成物からの回収
原子炉の核分裂でXe-135などが生成。使用済み燃料の再処理時に放射性キセノンを回収・管理。研究用途に使用。
📰 ニュース
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🔗 関連情報・外部リンク
💡 豆知識
🔬 希ガス初の化合物
1962年にXePtF₆が合成。「不活性ガスも反応する」という革命。
👽 名前の意味
ギリシャ語xenos(見知らぬ)から。空気中にわずか存在。
🌍 超希少
大気中濃度は0.087 ppm。アルゴンの1万分の1以下。
⚠️ 安全情報
🌬️ 窒息性
高濃度のキセノンは酸素を置換し窒息の原因に。換気が重要。
❄️ 極低温
液体キセノンは-108℃。凍傷の危険があり、取り扱いに注意。
💤 麻酔作用
キセノンは麻酔作用があり、医療用麻酔薬として研究されています。