53
I
ヨウ素
Iodine
ハロゲン
ヨウ素は原子番号53のハロゲン元素で、金属光沢を持つ紫黒色の固体です。 甲状腺ホルモンの必須成分であり、ヨウ素欠乏は世界的な健康問題となっています。 日本は世界有数のヨウ素生産国で、千葉県の地下かん水から採取されます。 消毒薬「ヨードチンキ」や造影剤として医療分野で広く使用されています。
原子量
126.90u
融点
113.7°C
沸点
184.3°C
密度
4.93g/cm³
発見年
1811年
電子配置
[Kr] 4d¹⁰ 5s² 5p⁵
📸 ギャラリー
消毒薬
ヨードチンキ - 傷口の殺菌消毒に。
ヨウ素添加塩
ヨウ素強化塩 - 欠乏症予防の世界的取り組み。
昇華
紫色の蒸気 - 常温で昇華する美しい元素。
🔧 主な用途
🏥 医療・消毒
ヨードチンキ、ポビドンヨード(イソジン)、造影剤に広く使用。
🧬 甲状腺ホルモン
チロキシン(T4)、トリヨードチロニン(T3)の必須成分。
📺 液晶偏光板
PVA-ヨウ素系偏光フィルムはLCD画面に不可欠。
☢️ 放射性医薬品
I-131は甲状腺癌治療、I-123は診断用核医学に。
🔬 製造方法
1
かん水からの酸化抽出
千葉県の地下かん水(天然ガスに伴う塩水)に塩素を吹き込みヨウ素を遊離。有機溶媒で抽出後、還元・精製。日本は世界第2位の生産国。
2
チリ硝石からの副産物
チリ硝石(硝酸ナトリウム鉱床)にはヨウ素酸塩が含まれる。硝石精製時の副産物としてヨウ素を回収。チリは世界最大の生産国。
📰 ニュース
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🔗 関連情報・外部リンク
💡 豆知識
🇯🇵 日本が世界2位
チリに次ぐ生産量。千葉県の地下かん水から採取。
💜 紫色の名前
ギリシャ語ioeides(スミレ色)から。紫色の蒸気が特徴。
🥬 海藻に豊富
昆布・わかめには高濃度のヨウ素。日本人は十分摂取。
⚠️ 安全情報
⚖️ 過剰摂取で甲状腺障害
過剰なヨウ素摂取は甲状腺機能低下や亀進の原因に。適量は150μg/日。
🖐️ 皮膚刺激
ヨウ素溶液は皮膚を茶色く着色させ、化学熱傷を起こすことがあります。
🌬️ 蒸気は有毒
ヨウ素蒸気は紫色で刺激性。吸入すると呼吸器障害の原因に。