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ELEMENT DATABASE
3
Li
リチウム
Lithium
アルカリ金属

リチウムは原子番号3の元素で、最も軽い金属元素です。 アルカリ金属に分類され、銀白色の軟らかい金属で、ナイフで簡単に切ることができます。 反応性が高く、空気中では酸化されやすいため油中に保存されます。 現代社会ではリチウムイオン電池の主要材料として、スマートフォン、ノートPC、 電気自動車(EV)など幅広い分野で不可欠な存在となっています。 また、双極性障害の治療薬としても使用されています。

原子量
6.94u
融点
180.54°C
沸点
1342°C
密度
0.534g/cm³
発見年
1817
発見者
J.A. Arfwedson

📸 ギャラリー

🔧 主な用途

🔋 リチウムイオン電池

スマートフォン、ノートPC、電気自動車(EV)、蓄電池など。高エネルギー密度で軽量、現代社会の必需品。

🚗 電気自動車(EV)

テスラ、日産リーフなどのEVバッテリーに大量使用。EV普及に伴い需要が急増中。

💊 医薬品(精神科)

炭酸リチウムは双極性障害(躁うつ病)の治療薬として60年以上使用されている。

🏭 アルミニウム精錬

アルミニウム電解精錬の融剤として使用。融点を下げて電力消費を削減。

🔧 潤滑グリース

リチウム石鹸を基材とした潤滑グリースは、自動車や産業機械に広く使用。

🪟 ガラス・セラミックス

耐熱ガラス(パイレックス等)やセラミックスの添加剤。熱膨張率を下げる効果。

🔬 製造方法

1

塩湖かん水からの抽出(主要な方法)

南米(チリ、アルゼンチン、ボリビア)のアタカマ塩湖などから、リチウムを含む塩水(かん水)を蒸発池で濃縮し、炭酸リチウムとして回収します。世界生産の約半分を占めます。

2

鉱石からの抽出

スポジュメン(リチア輝石)などの鉱石を加熱・酸処理してリチウムを抽出。オーストラリアが主要産地で、世界最大のリチウム生産国。

LiAlSi₂O₆(スポジュメン)→ Li₂CO₃
3

主要産出国

オーストラリア(世界1位、約50%)、チリ(2位)、中国(3位)で世界生産の約90%を占めます。埋蔵量ではチリ、オーストラリア、アルゼンチンが上位。

4

リチウム金属の製造

塩化リチウム(LiCl)と塩化カリウムの混合物を溶融塩電解して金属リチウムを得ます。

2LiCl → 2Li + Cl₂(溶融塩電解)

📰 ニュース

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🔗 関連情報・外部リンク

💡 豆知識

🪨 名前の由来

ギリシャ語の「lithos(石)」から。鉱石から発見された最初のアルカリ金属であることに由来。

🏥 精神科医療の歴史

1949年から躁うつ病の治療に使用され、最も歴史ある精神科薬物の一つ。作用機序は今も完全には解明されていない。

⚖️ 最も軽い金属

密度0.534g/cm³で水に浮く唯一の金属。ナトリウムより軽く、ナイフで簡単に切れる柔らかさ。

⚠️ 安全情報

🔥 可燃性・反応性

水と激しく反応して水素ガスを発生(発火の危険)。空気中でも徐々に酸化。油中で保存が必要。

⚗️ 腐食性

リチウム化合物は皮膚や目に刺激性あり。取り扱い時は保護手袋・保護メガネを着用。

🔋 電池の取り扱い

リチウムイオン電池は過充電・短絡・物理的損傷で発火の危険。正しい充電器を使用し、損傷した電池は使用しない。

🧪 この元素を含む化合物