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ELEMENT DATABASE
77
Ir
イリジウム
Iridium
遷移金属

イリジウムは原子番号77の遷移金属で、オスミウムと並び最も密度の高い元素です。 耐腐食性と高融点からスパークプラグの電極材料として自動車産業に不可欠です。 K-Pg境界(6600万年前)の地層にイリジウムが異常濃集し、恐竜絶滅の隕石衝突説の証拠となりました。 虹色の化合物を作ることから、「虹」を意味するギリシャ語に由来します。

原子量
192.22u
融点
2446°C
沸点
4428°C
密度
22.56g/cm³
発見年
1803
電子配置
[Xe] 4f¹⁴ 5d⁷ 6s²

📸 ギャラリー

🔧 主な用途

🔌 スパークプラグ

Ir-Pt合金電極。10万km以上の長寿命を実現。

⚗️ るつぼ

高温・高腐食環境に耐える。単結晶育成に使用。

💡 OLED材料

リン光Ir錯体は有機ELの発光材料。高効率。

📏 国際キログラム原器

Pt-Ir合金製(2019年まで)。現在は参照用に保存。

🔬 製造方法

1

白金族金属の精錬副産物

ニッケル・銅精錬のアノードスライムから白金族を分離する過程でイリジウムを回収。南アフリカが主産地。

2

溶媒抽出法

王水溶解後、塩酸系でIrCl₆²⁻として溶媒抽出。還元剤でイリジウム黒として沈殿、水素還元で金属化。

📰 ニュース

取得中...

🔗 関連情報・外部リンク

💡 豆知識

🌈 虹の女神

ギリシャ神話の虹の女神イリス(Iris)から命名。

🦕 K-Pg境界

1980年にアルバレス親子が発見。隕石衝突説の決定的証拠。

📡 衛星電話

Iridium衛星通信システム。77個の衛星(実際は66個)。

⚠️ 安全情報

🫁 粉塵は刺激性

微粉末の吸入は呼吸器を刺激。適切な換気と防塵マスクが必要。

⚗️ 化合物は有毒の可能性

イリジウム化合物は可溶性のものは毒性を示す可能性。取り扱いに注意。

✅ 低毒性(金属)

金属イリジウムは化学的に不活性で低毒性。生体インプラントにも使用。

🧪 この元素を含む化合物