周期表に戻る
ELEMENT DATABASE
32
Ge
ゲルマニウム
Germanium
半金属

ゲルマニウムは原子番号32の半金属で、電子工学の歴史において極めて重要な元素です。 1947年、ベル研究所でゲルマニウムを使った最初のトランジスタが発明され、エレクトロニクス革命の幕開けとなりました。 現在はシリコンに主役を譲りましたが、赤外線光学レンズ、高速トランジスタ、光ファイバーなど特殊用途で活躍。 日本では健康ブレスレットなどに使われますが、科学的な健康効果は証明されていません。

原子量
72.630u
融点
938.3°C
沸点
2833°C
密度
5.32g/cm³
発見年
1886
電子配置
[Ar] 3d¹⁰ 4s² 4p²

📸 ギャラリー

🔧 主な用途

🔴 赤外線光学

サーマルカメラ、暗視ゴーグル、軍用光学機器のレンズに使用。

🌐 光ファイバー

光ファイバーのコアにドープして屈折率を調整。通信インフラを支える。

☀️ 太陽電池

多接合太陽電池の基板。宇宙用で40%以上の変換効率を達成。

⚡ 高速半導体

SiGe(シリコンゲルマニウム)で高周波トランジスタを実現。

🔬 製造方法

1

亜鉛精錬の副産物

亜鉛鉱石の製錬過程で得られる煙灰や残渣からゲルマニウムを抽出・濃縮します。

2

石炭灰からの抽出

一部の石炭にはゲルマニウムが濃縮されており、燃焼灰から回収する方法もあります。

3

ゾーン精製

粗ゲルマニウムを溶融帯を移動させるゾーン精製で超高純度(99.9999%以上)にします。

📰 ニュース

取得中...

🔗 関連情報・外部リンク

💡 豆知識

📛 名前の由来

ラテン語のGermania(ドイツ)から。発見者ヴィンクラーの祖国。

🔮 予言された元素

メンデレーエフが「エカケイ素」として予言。発見された性質はほぼ予言通り。

🏆 ノーベル賞

ゲルマニウムトランジスタの発明で1956年にショックレー、バーディーン、ブラッテンが受賞。

⚠️ 安全情報

🧪 低毒性

金属ゲルマニウムは低毒性ですが、一部の化合物は有害。健康食品での過剰摂取に注意。

😤 酸化物の刺激性

二酸化ゲルマニウムは目や皮膚、呼吸器に刺激を与える可能性があります。

🌬️ 粉塵吸入注意

粉末状のゲルマニウムは吸入を避け、適切な換気と保護具を使用してください。

🧪 この元素を含む化合物