81
Tl
タリウム
Thallium
卑金属
タリウムは原子番号81の卑金属で、柔らかく有毒な銀白色の金属です。 Tl-201は心筋血流シンチグラフィーに使用され、心臓病診断に重要です。 高温超伝導体(TBCCO系)の構成元素として研究されています。 強い毒性から殺鼠剤として使われましたが、現在は規制されています。
原子量
204.38u
融点
304°C
沸点
1473°C
密度
11.85g/cm³
発見年
1861年
電子配置
[Xe] 4f¹⁴ 5d¹⁰ 6s² 6p¹
📸 ギャラリー
心臓イメージング
Tl-201シンチ - 心筋血流評価。
超伝導体
TBCCO - 高温超伝導材料。
有毒元素
毒性 - 規制対象物質。
🔧 主な用途
❤️ 心臓イメージング
Tl-201心筋シンチグラフィー。冠動脈疾患の診断。
🧊 高温超伝導体
TlBa₂Ca₂Cu₃O₉は臨界温度125K。液体窒素で動作。
🔬 光学結晶
TlBr-TlIは赤外線透過。赤外分光に使用。
💡 低融点ガラス
屈折率が高く、レンズ・プリズムに使用。
🔬 製造方法
1
硫化鉱石精錬の副産物
亜鉛・鉛・銅の硫化鉱石(黄鉄鉱・閃亜鉛鉱等)の精錬時にタリウムが煙灰(フリューダスト)に濃縮されます。主要な工業的供給源です。
2
煙灰からの回収・電解精製
煙灰を硫酸で溶解し、セメンテーション(亜鉛置換)や電解採取でタリウムを回収します。電解精製で99.99%以上の高純度品を製造します。
📰 ニュース
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🔗 関連情報・外部リンク
💡 豆知識
🌿 緑の小枝
ギリシャ語「thallos」(緑の芽)から。炎色反応が鮮やかな緑色。
☠️ 暗殺の毒
無味無臭で検出困難。「継承者の毒」と呼ばれた。
🔬 分光学で発見
1861年クルックスが分光学的手法で初めて発見。
⚠️ 安全情報
☠️ 猛毒・蓄積性
体内に蓄積する猛毒。無味無臭で検出困難なため「毒殺者の毒」と呼ばれた。
💔 神経・心臓毒性
カリウムに似た挙動で細胞に取り込まれ、神経系・心臓に深刻な障害を引き起こす。
📋 厳格な規制
殺鼠剤としての使用は多くの国で禁止。取り扱いには厳重な管理が必要。