44
Ru
ルテニウム
Ruthenium
白金族元素
ルテニウムは原子番号44の白金族元素で、銀白色の硬い金属です。 白金族の中では最も安価ながら、優れた触媒活性を示します。 ハードディスクの記録層材料として大容量化に貢献し、太陽電池の色素増感剤としても研究が進んでいます。 化学では「グラブス触媒」のルテニウム錯体がメタセシス反応に革命を起こし、ノーベル化学賞につながりました。
原子量
101.07u
融点
2334°C
沸点
4150°C
密度
12.45g/cm³
発見年
1844年
電子配置
[Kr] 4d⁷ 5s¹
📸 ギャラリー
ハードディスク
HDD記録層 - Ru層が高密度記録を可能に。
触媒
グラブス触媒 - メタセシス反応の革命。
太陽電池
色素増感太陽電池 - Ru色素が光を吸収。
🔧 主な用途
💾 ハードディスク
Ruスペーサー層が磁気記録の高密度化を実現。データセンターに不可欠。
⚗️ 有機合成触媒
グラブス触媒はメタセシス反応に革命。2005年ノーベル化学賞。
✍️ 万年筆ペン先
Pt-Ru合金は耐摩耗性と書き心地を両立。高級筆記具に。
⚡ 電極材料
塩素製造の電極触媒として。また、EUVリソグラフィにも応用。
🔬 製造方法
1
白金族金属の精錬副産物
ニッケル・銅鉱石の精錬時に得られるアノードスライムから白金族金属を分離。王水溶解後に各元素を順次分離。
2
溶媒抽出法
塩化物溶液から有機溶媒でルテニウムを選択的に抽出。水素還元または電解で金属ルテニウムを得る。
📰 ニュース
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🔗 関連情報・外部リンク
💡 豆知識
🇷🇺 ロシア由来
Rutheniumはラテン語のRuthenia(ロシア)から。ロシア人化学者が発見。
🏆 3回のノーベル賞
Ru触媒関連で2001年、2005年、2010年にノーベル賞が授与。
💰 白金族で最安
白金族6元素の中で最も安価。でも優れた触媒活性を持つコスパ王。
⚠️ 安全情報
☠️ 酸化物は有毒
四酸化ルテニウム(RuO₄)は猛毒で発がん性の疑い。揮発性で爆発の危険も。
🖐️ 皮膚刺激
ルテニウム化合物は皮膚を濃く着色させ、刺激を引き起こすことがあります。
🧪 金属は低毒性
金属ルテニウム自体は化学的に安定で低毒性。化合物の取り扱いに注意。