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ELEMENT DATABASE
93
Np
ネプツニウム
Neptunium
アクチノイド

ネプツニウムは原子番号93のアクチノイドで、最初に発見された超ウラン元素です。 1940年にマクミランとエイベルソンがウランに中性子を照射して発見し、海王星(Neptune)にちなんで命名しました。 原子炉でプルトニウム生成の中間体として生成され、核廃棄物の長寿命成分として問題となります。 Np-237は半減期214万年で、高レベル放射性廃棄物の主要成分です。

原子量
[237]u
融点
644°C
沸点
3902°C
密度
20.5g/cm³
半減期
214万年 (Np-237)
電子配置
[Rn] 5f⁴ 6d¹ 7s²

📸 ギャラリー

🔧 主な用途

⚛️ Pu-238生成

Np-237に中性子照射してPu-238を生成。RTG燃料の原料。

📏 中性子検出

Np-237は高速中性子による核分裂閾値が低く検出器に使用。

🔬 科学研究

アクチノイドの化学・物理学的性質の研究。

⚠️ 廃棄物問題

長半減期のため地層処分の主要課題。消滅処理研究中。

🔬 製造方法

1

原子炉でのウラン-238中性子捕獲

U-238に中性子が捕獲されU-239が生成、β崩壊でNp-239となり、さらにβ崩壊でPu-239になります。Np-237はU-235の(n,2n)反応や使用済み燃料から得られます。

2

使用済み核燃料からの抽出

PUREX法で使用済み燃料を再処理する際にNp-237を分離・抽出します。高レベル廃棄物の長期管理において重要な元素です。

📰 ニュース

取得中...

🔗 関連情報・外部リンク

💡 豆知識

🪐 惑星の順番

U(天王星)→Np(海王星)→Pu(冥王星)と惑星順に命名。

🌍 微量存在

ウラン鉱石中に極微量(10億分の1)存在。

🔥 自然発火

金属ネプツニウムは空気中で高温になると自然発火。

⚠️ 安全情報

☢️ 放射性物質

Np-237の半減期は214万年。α線放出体で、長期的な内部被曝リスクがあります。

🦴 骨への蓄積

体内に入ると骨に蓄積し、長期間放射線を放出し続けます。吸入・摂取を厳重に防ぐ必要があります。

🔬 厳格な管理

核物質として国際規制の対象。専門施設での適切な遮蔽と放射線管理下でのみ取り扱い可能です。

🧪 この元素を含む化合物