42
Mo
モリブデン
Molybdenum
遷移金属
モリブデンは原子番号42の遷移金属で、銀白色の非常に硬い金属です。 融点は2623°Cと金属中で6番目に高く、高温でも強度を維持するため航空宇宙産業で重宝されます。 人体にとって必須微量元素であり、プリン体代謝などに関わる酵素の補因子として機能します。 二硫化モリブデン(MoS₂)は優れた潤滑剤として機械産業で広く使用されています。
原子量
95.95u
融点
2623°C
沸点
4639°C
密度
10.28g/cm³
発見年
1781年
電子配置
[Kr] 4d⁵ 5s¹
📸 ギャラリー
潤滑剤
MoS₂グリース - 高圧・高温下で優れた潤滑性能。
合金鋼
モリブデン鋼 - 高温強度と耐腐食性を付与。
酵素
モリブドプテリン - 必須の酵素補因子。
🔧 主な用途
🔩 合金鋼
ステンレス鋼、工具鋼に添加。高温強度と耐食性を大幅向上。
⚙️ 潤滑剤
MoS₂は「固体潤滑剤の王様」。宇宙機器や極限環境で活躍。
🏭 触媒
石油精製の水素化脱硫触媒として硫黄除去に必須。
🌱 肥料添加剤
植物の窒素固定に必要。モリブデン欠乏は生育不良の原因に。
🔬 製造方法
1
輝水鉛鉱の焙焼と水素還元
輝水鉛鉱(MoS₂)を焙焼して三酸化モリブデン(MoO₃)とし、水素ガスで還元して金属モリブデンを得る。
2
副産物としてのリサイクル
使用済み触媒や合金スクラップからモリブデンを回収。酸化焙焼後に精製して再利用。
📰 ニュース
取得中...
🔗 関連情報・外部リンク
💡 豆知識
📛 鉛と間違えた
Molybdenumはギリシャ語の「鉛のような」から。長く鉛鉱石と混同。
🦠 窒素固定の鍵
根粒菌のニトロゲナーゼ酵素にMoが必須。地球の窒素循環を支える。
⚗️ 痛風との関係
Mo含有酵素がプリン体を尿酸に変換。過剰な尿酸は痛風の原因に。
⚠️ 安全情報
⚖️ 過剰摂取で毒性
必須微量元素ですが、過剰摂取(10-15mg/日以上)で痛風様症状、貧血の原因に。
🌬️ 粉塵は刺激性
モリブデン粉塵は目、皮膚、呼吸器に刺激を与える可能性があります。
✅ 必須微量元素
適量(45μg/日)は健康に必須。窓素固定などの重要な酵素の構成成分。