87
Fr
フランシウム
Francium
アルカリ金属
フランシウムは原子番号87のアルカリ金属で、最も不安定な天然元素の一つです。 1939年にフランスの物理学者マルグリット・ペレーが発見し、祖国フランスにちなんで命名しました。 半減期わずか22分のため、バルク試料は存在せず、性質の多くは理論計算に基づきます。 最も電気陽性な元素とされ、原子物理学の基礎研究に使用されています。
原子量
[223]u
融点
27°C (推定)
沸点
677°C (推定)
半減期
22分 (Fr-223)
発見年
1939年
電子配置
[Rn] 7s¹
📸 ギャラリー
極めて放射性
Fr-223 - 半減期22分。
フランス
発見国 - 1939年パリ。
原子物理
基礎研究 - レーザー冷却実験。
🔧 主な用途
⚛️ 原子物理学研究
レーザー冷却・トラップ実験。パリティ非保存の研究。
🔬 分光学研究
原子構造・電子配置の理論検証。
📊 理論計算検証
相対論的効果の実験的確認。
⚠️ 実用なし
極端な不安定性のため商業的用途は存在しない。
🔬 製造方法
1
アクチニウム-227のα崩壊
Ac-227のα崩壊で約1.4%の分岐比でFr-223が生成されます。半減期は22分で、実験室で最も一般的なフランシウム供給源です。
2
サイクロトロンでの核反応
金やトリウム標的に高エネルギー陽子やα粒子を照射して核破砕反応でフランシウム同位体を合成します。原子トラップ実験に使用されます。
📰 ニュース
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🔗 関連情報・外部リンク
💡 豆知識
👩🔬 女性発見者
マルグリット・ペレーが発見。女性が発見した唯一の元素。
🌍 地球上30g
常時存在量は推定30g以下。アクチニウムの崩壊で生成。
⚡ 最も電気陽性
全元素中で最も電気陽性(イオン化傾向が最大)と予測。
⚠️ 安全情報
☢️ 強放射性
最長寿命のFr-223でも半減期は22分。すべての同位体が放射性。
⚠️ 極めて不安定
地球上に常時30g以下。バルク量が存在したことがない最も不安定な元素の一つ。
🔬 研究のみ
実用用途なし。原子物理学の基礎研究でのみ微量が使用される。