48
Cd
カドミウム
Cadmium
遷移金属
カドミウムは原子番号48の遷移金属で、銀白色の柔らかい金属です。 毒性が高く、日本では「イタイイタイ病」の原因物質として知られています。 かつてはニッケル-カドミウム電池(ニッカド電池)や鮮やかな黄色・赤色顔料として広く使用されました。 現在はRoHS指令などで使用が制限されていますが、一部の特殊用途(原子炉制御棒、半導体材料)では依然重要です。
原子量
112.41u
融点
321.1°C
沸点
767°C
密度
8.65g/cm³
発見年
1817年
電子配置
[Kr] 4d¹⁰ 5s²
📸 ギャラリー
ニッカド電池
Ni-Cd電池 - 充電池の先駆け。環境規制で縮小。
黄色顔料
カドミウムイエロー - 鮮やかな画家の定番色。
公害
イタイイタイ病 - 日本の四大公害病の一つ。
🔧 主な用途
🔋 ニッカド電池
充放電1000回以上可能。航空機や非常用電源にまだ使用。
☢️ 原子炉制御棒
高い中性子吸収断面積。核分裂反応の制御に不可欠。
☀️ CdTe太陽電池
カドミウムテルル薄膜太陽電池。コスト効率が良い。
🎨 顔料(限定的)
カドミウムイエロー、レッドは芸術用途で依然人気。
🔬 製造方法
1
亜鉛精錬の副産物
亜鉛鉱石(閃亜鉛鉱)に含まれるカドミウムを、亜鉛製錬過程で分離回収。ほぼ全量が副産物として生産。
2
電解精錬
硫酸カドミウム溶液から電解析出で高純度カドミウムを得る。蒸留精製でさらに純度を高める。
📰 ニュース
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🔗 関連情報・外部リンク
💡 豆知識
⚠️ イタイイタイ病
富山県神通川流域で発生。骨がもろくなり激痛を伴う公害病。
🔬 亜鉛と一緒に発見
亜鉛鉱石から発見。名前はカラミン(亜鉛鉱石)のラテン名から。
🚫 RoHS規制
2006年のEU RoHS指令で電子機器への使用が原則禁止に。
⚠️ 安全情報
☠️ 猛毒
カドミウムは猛毒物質。吸入や摂取により慢性中毒。半減期は10-30年。
🎗️ 発がん性
IARCグループ1発がん物質。肺がん、前立腺がんのリスクを高めます。
🦴 腎臓/骨への影響
腎臓障害、骨軸化症(イタイイタイ病)の原因。骨がもろくなり骨折しやすく。