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ELEMENT DATABASE
85
At
アスタチン
Astatine
ハロゲン

アスタチンは原子番号85のハロゲンで、地殻中で最も希少な天然元素です。 全地球上に推定25g以下しか存在せず、すべての同位体が放射性です。 At-211は標的アルファ線治療(TAT)で癌治療に研究されています。 最も重いハロゲンで、ヨウ素に似た性質を持ちますが、金属的性質も示します。

原子量
[210]u
融点
302°C
沸点
337°C
半減期
8.1時間 (At-210)
発見年
1940
電子配置
[Xe] 4f¹⁴ 5d¹⁰ 6s² 6p⁵

📸 ギャラリー

🔧 主な用途

💉 癌治療研究

At-211は標的アルファ線治療(TAT)。短飛程で高LET。

🔬 核医学研究

甲状腺がんへのヨウ素類似性を活用した研究。

⚗️ 基礎研究

ハロゲン族の性質研究。金属-非金属境界。

📊 極少量のみ

実用は困難。サイクロトロンで人工合成。

🔬 製造方法

1

サイクロトロンでのα粒子照射

ビスマス-209標的にサイクロトロンで加速したα粒子(He-4)を照射し、Bi-209(α,2n)→At-211反応でアスタチンを合成します。At-211の半減期は7.2時間です。

2

天然崩壊系列からの微量生成

ラドンのα崩壊で天然に微量生成されますが、地球全体で同時存在量は1g未満と推定されます。実用的な回収は不可能です。

📰 ニュース

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🔗 関連情報・外部リンク

💡 豆知識

🌍 不安定

ギリシャ語「astatos」(不安定な)から命名。

🔭 バルク試料なし

肉眼で見えるほどの量が作られたことがない。

🇺🇸 人工合成で発見

1940年にUCバークレーで加速器で合成・発見。

⚠️ 安全情報

☢️ 放射性

すべての同位体が放射性。最長寿命のAt-210でも半減期は約8時間。

⚛️ 極めて希少

地球上に同時存在するのは1g未満。研究でも微量しか扱えない。

🏥 がん治療研究

At-211はα線放出核種としてがん治療研究に使用。厳格な管理下で。

🧪 この元素を含む化合物