51
Sb
アンチモン
Antimony
半金属
アンチモンは原子番号51の半金属で、銀白色の脆い結晶性固体です。 古代エジプトでは目の化粧に使われ、現代では難燃剤として繊維やプラスチックに広く使用されています。 鉛-アンチモン合金は蓄電池の電極や活字合金として重要です。 半導体材料としても利用され、InSbは赤外線検出器に、GaSbは光デバイスに使われます。
原子量
121.76u
融点
630.6°C
沸点
1587°C
密度
6.70g/cm³
発見
古代
電子配置
[Kr] 4d¹⁰ 5s² 5p³
📸 ギャラリー
難燃剤
三酸化アンチモン - プラスチックや繊維の難燃化。
蓄電池
鉛蓄電池 - Pb-Sb合金が電極材料。
古代化粧品
コール - 古代エジプトのアイライナー。
🔧 主な用途
🔥 難燃剤
Sb₂O₃はハロゲン系難燃剤と相乗効果。プラスチック・繊維に。
🔋 鉛蓄電池
Pb-Sb合金は電極格子に。メンテナンスフリー電池の基盤。
🔬 半導体材料
InSb, GaSb半導体は赤外線検出器、熱電素子に。
📰 活字合金
Pb-Sn-Sb合金は活版印刷に。凝固時にわずかに膨張する。
🔬 製造方法
1
輝安鉱の焙焼・還元
輝安鉱(Sb₂S₃)を焙焼して酸化アンチモンとし、炭素還元で金属アンチモンを得る。中国が世界生産の約80%を占める。
2
電解精錬
粗アンチモンを電解精錬して高純度化。半導体用途には99.9999%(6N)の超高純度品が必要。
📰 ニュース
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🔗 関連情報・外部リンク
💡 豆知識
🏺 5000年の歴史
古代メソポタミアでも使用。クレオパトラのアイシャドウ成分。
🇨🇳 中国が8割
世界生産量の約80%が中国産。資源確保が課題。
📖 名前の由来
「anti-monos」(孤独でない)から。自然界で単体では存在しない。
⚠️ 安全情報
☠️ 有毒
アンチモンとその化合物は有毒。三酸化アンチモンは特に毒性が強い。
🎗️ 発がん性の可能性
IARCグループ2B(発がん性の可能性)。長期曝露で肺がんのリスク。
🖐️ 皮膚刺激
アンチモン化合物は皮膚や粘膜に刺激を与え、接触性皮膚炎の原因に。